「管理職教育・育成のエキスパート」

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  テーマ74 管理職者としてのリーダーシップの鍵を理解する
      

■リーダーシップとは、目標達成のために、
 一人ひとりの部下の行動を導き出すこと

管理職者のリーダーシップが問題とされるのは、
単に管理職者が持つ権限や制裁力、規則、手続きなどによって、

リーダーシップを発揮することが
現実的に難しいからであります。

ヘッドシップという言葉があります。
ヘッドシップとは、

「権限のある者の命令には、
 その部下は絶対に服従しなければならない」という、

権限による統制方式のことをいいます。

管理職者の方の中には、
「管理職者は、その権限を行使して命令を発し、
 部下はその命令に従うもの」という考え方を中心において、

部下の方とのコミュニケーションや
指導育成にあたっている方がいらっしゃいます。

部下を自分の命令に従わせることが、
管理職者の仕事、マネジメントと誤解しているといえます。

ヘッドシップの考え方は、リーダーシップの考え方と
本質において全く異なったものとなります。

リーダーシップは、部下一人ひとりとのコミュニケーションや
職場全体のコミュニケーションを密にし、

協力体制を築き上げ、やる気を引き起こし、
部署の目標を達成するために必要な部下一人ひとりの
行動を導き出す能力と言えます。

権限に基ずく命令を強制的に
部下に実施させることよりも、
別次元の高い能力が要求されます。

リーダーシップは、管理職者の影響力が、
部下の人たちに自発的に承認受容されることともいえ、

権力に依存しない効果的な影響力の行使を
意味するものともいえます。

■部署の状況や一人ひとりの部下に
 状況に応じたリーダーシップを発揮する

リーダーシップに関しては、
先人達が多くの研究を行っており、我々はそれを、謙虚に学び、

少しでも多くの成果を上げることが重要です。
これが管理職者としての仕事、責任でもあります。

アメリカの心理学者クルト・レヴィン氏が
アイオワ大学で行った実験に基づき、

リーダーシップのタイプを専制型・放任型・民主型
の3つに分類したものを下記に示します。

専制型リーダーシップ
リーダーによるトップダウンで物事が進むため、
短期的には他の類型よりも仕事量が多く、
高い生産性を得る事が期待出来る。
しかし、この状況が長く続くと、
メンバーがリーダーに対し反感や不信感を
抱くようになる可能性がある。

放任型のリーダーシップ
部下や組織の取るべき行動に関して、
リーダーは一切関与せず、
部下たちの自由な発想と奔放なやり方で組織を運営する。
研究開発部門といった組織では上手く機能する可能性があるが、
一般的な組織では、まとまりに欠け、
モチベーションの維持が困難になり
生産性が悪化する可能性がある。

民主型のリーダーシップ
組織全体の目標設定に対し、個々の意見を組み込むので
組織に協調性や一体感が生まれる。
短期的には専制型リーダーシップより生産性が低いが、
中長期的には高い生産性を上げ、
メンバー間に友好的な雰囲気が生まれ、
集団の団結度が高く、士気が高まる可能性が高い。

クルト・レヴィン氏の研究のようにリーダーシップには、
例えば、このような類型があることを理解して、

その時の部署の状況、部下の状況を判断し、
それぞれのリーダーシップの発揮の方法をよく考え、
実践することが重要となります。

リーダーシップは、与えられた条件のもとで、
必要な行動を導く出す能力ともいえます。

仕事は、チームワークによって遂行されるものであり、
いかに部下を指導し、職場に協力体制を築き上げるかが重要となります。

リーダーシップを発揮するためには、
管理職者の広い視野や高度な知識、

人に対する深い洞察などの
総合されたものが必要となります。

■リーダーシップ発揮のための
 職場上における実務的な要件

リーダーシップは、
カリスマ的なものでも生まれ持った資質でもなく、

リーダーとして行うべき仕事を行っていると、
あとからついてくるものとも言われます。

リーダーシップは、意識的に開発し、
身につけることが可能です。

リーダーシップを発揮するときの、
実務的な要点を下記に示します。

下記の項目を、日常の業務の中で、実践することが重要です。

*リーダーシップを発揮するための実務的な要件
1.目標を自ら創り出すこと
2.責任をとること
3.部下の長所、得意分野、強みを活用できること
4.信頼を得られること

1.目標を自ら創り出すこと
「考えて、考えて、考え抜いて自ら目標を設定し、結果をつくる」
ことが管理職者の仕事となります。
(1)自分の担当業務のお客様一人ひとりの状況、声を把握すること。
(2)会社の意向に沿った目標を、自ら創り出し実行すること。

2.責任をとること
責任逃れする上司は、部下から信頼されません。
(1)仕事は、なかなか目標どおり、うまくいかないものであるが、
   それを部下などのせいにせず、責任は全て自分が負うこと。
(2)目標は、必ず達成するという強い責任感を持って仕事に取組むこと。

3.部下の長所、得意分野、強みを活用できること
部下の問題点や短所ばかり注意していると部下は嫌になり、萎縮します。
人は、長所、得意分野、強みを中心に成長します。
ライバル企業には、自社の強みを集めることによって勝つことができます。
弱みを集めても勝てません。
(1)部下の長所、得意分野、強みを見つけだし、
   引き出し、活用できること。
(2)部下の欠点をフォローすることができること。
(3)部下の問題点や短所ばかり注意しないこと。

4.信頼を得られること
上司として、人として信頼されることが重要です。
(1)真摯、誠実、謙虚であること。
(2)人格があり、現に人がついていくこと。
(3)仕事の目標(目的)を部下と共有すること。
(4)仕事の進め方においては、場面に応じて、
   専制型・放任型・民主型などの
   それぞれのタイプを使い分けること。

リーダーシップというものを学習すると、
人間を行動に駆り立てる源泉は、

強制力をもった権限の側にあるのではなく、
命令を受ける側の自発的な承認や受容にあることが分かります。

やはり、管理職の方と部下の方の信頼関係が
リーダーシップの土台と考えられ、

ここにリーダーシップの鍵がひそんでいるとも思えます。